眼瞼下垂の手術は美容の先生と保険の先生とで違うのか?
やはり、MRD1の診断を下して、隔膜反射(瞳孔中央)ー上眼瞼縁までの距離を計測して、保険に該当する場合には保険で手術をしてもいいですよといった処置を行うことになります。なので、機能的な改善でMRD1の数値を正常にしましょうという取り組みとなります。
一方で、美容の自費診療の場合には、目の形にこだわって形成することになります。
同じ眼瞼下垂手術といっても、目を綺麗にする工程がもう一つ乗っかってくるのが自費での診療となります。
何年か前に和田アキ子さんのようなびっくりした目になったのが話題となりましたが、保険の範疇で考えればあれは成功ということになってしまいます。
自費でよくあるのが、左右差を調整する処置、ROOF切除だったり、挙筋腱膜をワイドに起こして食い込みを置きにくくしたりといった内部処理が大きくは変わってくることがあります。
保険の眼瞼下垂→20分、自費の眼瞼下垂→1-1.5時間くらいかけるので根本的に手術のデザイン重視で眼瞼下垂をしたいといった要望であれば自費診療で眼瞼下垂手術をされることになります。医師のモチベーションとしても工程数としても全然変わってくるため、その違いについては理解しておきましょう。