埋没法や二重切開後にハム目になって手術が失敗となるケースがあります。
これは、厚ぼったい瞼を糸で無理くり縛ったようなボンレスハムに似ているためにこう呼ばれるようになりました。
何としても避けたほうが良いでしょう。
ハム目は二重ラインの下がぷっくりと膨らんでいる状態を指しています。
誤解されやすいのは、以下の例です↓
・まつ毛の生え際が見えない状態
・二重の食い込みが強い状態
・二重ラインの上がぷっくりしている状態
これらはハム目とは呼びません。
ハム目になる原因は、ぷっくりしている部分の皮膚と眼輪筋の厚みがぷっくりとしていることが原因となります。
ほとんど脂肪ではありません。整形で作る二重幅が広ければ広いほどハム目になりやすいです。
整形カウンセリング時のブジーシミュレーションでハム目になりやすい目かどうかを確認することができます。
対策としては、
①幅を狭くしてハム目にならないようにする
②全切開で内部処理ができる手術を受ける
が考えられます。
全切開でも、傷跡が気になる方もいると思うのですが、傷跡への配慮も医師のスキルが大きくかかわってきます。
顕微鏡を使用せずに使える最も細い縫合糸が9-0縫合糸になります。
太い糸でぽつぽつ縫うよりも、縫合についても丁寧に時間を取って縫合することで傷跡がわかりにくくなります。
上眼瞼脱脂をすればハム目が改善すると誤解されている人も多いのですが、ハム目の原因は脂肪ではなくて、皮膚の厚みや眼輪筋の厚みなので、これらを切除しなければ難しい訳です。