簡易版鼻フルと言われている鼻柱下降術ですが、それぞれに利点と欠点があります。
鼻孔縁下降術が向いている人というのは、鼻の穴が上に引き上がっている人となります。鼻の穴が左右差がある人も適応があることも多いです。
鼻柱下降術のメリット
・クローズ法から出来る
・傷跡が表面に出ない
・自家組織で移植できる
鼻柱下降術のデメリット
・ちんちん鼻になる
・術後1週間固定が付く
・耳に傷跡が付く
・鼻中隔延長術の様に土台が強くならない
・将来的に後戻りするリスクがある
鼻孔縁下降術が向いていない人は、鼻翼軟骨がとても柔らかい、広がりやすい人です。
何度も鼻の修正手術を受けていて、採取する耳軟骨が無くなっている人。このようなケースでは鼻中隔延長術でr区軟骨を使用して再建することがあります。
よく、鼻フル70万円とかの激安鼻整形が謳われることがあるのですが、ふたを開けてみると、鼻中隔延長術ではなくて鼻柱下降術でごまかしていることがあります。鼻中隔延長術ができない美容外科医ですと、しばしば代わりに鼻柱下降術をすることでちんちん鼻を作っていることがあるため、その点は注意した方が良いともいます。