シリコンバッグ豊胸の手術でバストが硬くなってしまったという方がいます。
カプセル拘縮が影響している可能性があって、カプセル＝皮膜と呼ばれるものは、異物が入ってきた時に体が守ろうとする反応です。
カプセル自体は100%出来るので、これ自体は問題無いのですが、特にできやすいのは以下のケースです↓
＊シリコンバッグ豊胸でカプセル拘縮が発生することを調査した論文より
１．痩せ型で、皮下脂肪が少ない人
２．シリコン豊胸挿入時に出血が多かった
３．手術後に感染や炎症が起きた人
感染、バストが硬くなった、あるいは挿入後位置がおかしくなってしまったり、バッグの種類によってはリンパ腫のリスクもありますので、豊胸バッグを選択される症例は特にアフターフォローの管理が必要なります。
豊胸バッグは特に医師の技術差が出やすいのですが、解剖学的な知識のためにはJSAPS所属や形成外科専門医がいるクリニックが最低条件になると考えています。
・JSAPS所属の外科医かをチェックする
・モティバエルゴノミクスの使用（豊胸バッグ黎明期からバッグの扱っている外科医に限る）
・リップリングやカプセル拘縮等を限りなく防ぐ事が出来る挿入方法
・wound protectorでの傷跡対策、感染対策、麻酔科医師連携
・術後管理が甘い病院は避けよう＝手術やりっぱなしは絶対ダメ
など
