カスタマイズヒアルロン酸は余り物を混ぜこぜにしている~鼻先ヒアルロン酸や貴族フィラー | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

カスタマイズヒアルロン酸は余り物のヒアルロン酸を混ぜて使っているクリニックがあります。

具体的に報告された内容ですが、

 

料金の支払い後→いざ打つとなったときカスタマイズヒアルロン酸と言われキャンペーンなのでヒアルロン酸は選べませんと言われ、結局そのまま打たれる。あとから分かったことだが、涙袋、顎、唇が全部同じ薬剤で混ぜて使っていたということ。

 

つまり、余ったヒアルロン酸の在庫を無くすために、残飯ごちゃまぜチャーハンにして患者さんに打っている病院があるわけです。それもSNSで大々的に症例を上げている病院・ドクターです。

 

ボルベラやボラックスなども含めて調整を説明
・具体的に何を混ぜたのか、答えることは出来ないと言われる

・医師ではなくナースが小分けにしている

  残飯チャーハンなので安い
・薬剤の指定がある場合はカスタマイズヒアルロン酸は出来ないと言われる

 といった内容です。


格安美容外科は大抵の場合、ヒアルロン酸のメーカーの使用書に再使用の禁止が説明されているにも関わらず、ヒアルロン酸が余ったものをシリンジ事保管して再注入しています。シリンジを冷蔵保存して数か月後に再度注入することはシリンジ内の滅菌性に疑問があるので、安全性上良くないと指摘されています。

一つの見極め方をご紹介しますと、
・余ったヒアルロン酸を自宅に持ち帰って良い
・クリニックで保存して再度注入可能
・シリンジを冷蔵保存
・針だけを変えてシリンジを使いまわし

などの文言があった場合には、感染や汚染のリスクが発生するために地雷クリニックの可能性はあるので要確認が必要ということになります。安かろう悪かろうにはなります。

※尚、ヒアルロン酸の量り売りでもベンチレーター(無菌操作環境)で空気と触れないように工夫して、細菌混入を最小限にコントロールしていること、ヒアルロン酸の小分けを医師自らが行っている技術を備えているのであれば話は別かもしれませんが。ナースがそれをやっていたり、清潔環境ではない量り売りをしている病院は避けるべきでしょう。

原則として、開封した瞬間からばい菌がついたり繁殖するリスクはあるので、開封したら速やかに使いきってしまうことはメーカーも推奨しています。なので量り売りがメーカーからも推奨されているわけではないことはご理解しておいた方がよさそうです。