耳の軟骨を使用して鼻尖部軟骨移植をするメリットとデメリット。
・イヤホンが出来にくくなる程度のリスクで抵抗は少ない
・柔らかい素材で触感が良い
・手術時間も肋軟骨よりも短くて済む
・某ド〇ゴンクリニックで起きた気胸の医療事故が無い
・鼻中隔延長術では耳介軟骨2枚で曲がりリスクを減らすことができる
などが挙げられるかと思います。
例えば鼻尖形成+耳介軟骨移植(オンレイグラフト)の術式、鼻中隔延長術、鼻柱下降術などの術式がありますが、鼻翼軟骨が 押されやすくて鼻先が潰れがちな症例では、鼻柱強化=ストラット法でまず鼻柱の補強を行って、そのうえで耳介軟骨移植(オンレイグラフト)を行うことがあります。
これは某韓国の美容外科医がよくやっている方法ですが、
・2ミリくらいなら高さを出せる
・元々がダウンノーズだったり鼻が下を向いている
・それほど鼻先は潰れない
といった人には向いていることがあります。
ただ2ミリ以上高さを出したいとなると、鼻尖形成+耳介軟骨移植(オンレイグラフト)+鼻柱強化=ストラット法では十分ではないので、鼻中隔延長術での手術を行うことがあります。この場合には、鼻尖部の皮膚が分厚い症例にも適応があるのと、鼻柱強化=ストラット法特有の鼻先がアップノーズの豚鼻になって鼻の穴が見えやすくなるといったデメリットの対策にもなります。
少し鼻先が硬いのが欠点にはなりますが、適応があればよい手術だと思われます。