鼻中隔延長術は通常オープン法で手術が行われるのですが、これは術野を確保するためで、より正確な操作ができるためでもあります。正確な操作ができなければ鼻が曲がってしまったりする失敗が起こりやすい。
オープン法での鼻骨骨切りや鼻中隔延長術をするのには理由がある。
クローズ法の方が仕上がりが良ければ医師も馬鹿じゃないのでクローズ法を提案している。
鼻尖部の延長におけるクローズ法による鼻の整形にはデメリットもありますが、
・比較的変化量が少ないデザインのケースで有効
・左右を引っ張った状態で手術をするので左右差が残りやすい
・剥離を広範囲にするわけではないので鼻の構造は弱くなりづらい
・オープン法よりも手術中の操作がやりづらい
・初心者の先生ほどクローズ法を提案していることが多い
・うまく延長しづらい
・軟部組織を取り過ぎてしまうリスクがある
=鼻翼溝(びよくこう)が深くなることがある
・ピンチノーズのリスクがある
などが挙げられます。
あとは全身麻酔は気道を確保できるので窒息死の心配が無い、静脈麻酔で気道を確保できていないことによる窒息死の方が多いので、静脈麻酔の方が危険性があるということは理解しておいた方が良いでしょう。