眼瞼下垂と眉毛下切開(ないしは全切開法)の適応の誤診が医師でもあるということですが、やはり経験不足のドクターや特定の術式しか専門的ではない医師が手術を執刀することで、診断に偏りが出ると考えています。
目つきが悪いのを改善する目つき矯正術では、眼瞼下垂症の場合、ブジーで二重を持ち上げても黒目の開きが改善されませんが、皮膚たるみの場合、ブジーで二重を持ち上げると黒目が大きく開くようになります。
これを誤診が無いようにしてカウンセリングで提案する検査をいくつか行います。
黒目の中心から、瞼の縁までの距離 (MRD)を計測して、もし3.5ミリ以下であれば、眼瞼下垂の可能性があります。*額の力を使わないようにして眉を抑えながら計測すること、眉毛を持ち上げないようにそっと目を開けること
瞼の縁までの距離 (MRD)=marginal reflex distanceと呼びます。
挙筋腱膜の機能改善と皮膚弛緩の問題の誤診を回避するため、眼瞼形成の医師を推奨します。埋没法専門医とか、眉下切開ばっかりやっている外科医では誤診のリスクが高まりますので、避けるようにしてください。