裏ハムラ法が流行っている訳ですが、これは、皮膚側を切開しないため、傷跡が残らないという利点があるためです。
そして、表ハムラ法はアッカンベー状態になるリスクがある=いわゆる下眼瞼外反と呼ばれる症状です。また傷跡が残りますし、涙袋の形が変わってしまうリスクもありますので、皮膚余りが強い方でなければ別の術式を取られがちです。
アッカンベー状態になるリスクは、
・皮膚を切除するため、下瞼が下に引っ張られる力が働くため
・眼輪筋を横切るときに麻痺する
・手術の腫れで下瞼が引っ張られてしまう
・拘縮して下瞼が下がった状態で固定されてしまう
などが原因として考えられます。
特に眼輪筋、拘縮の影響が強いと指摘されています。
皮膚の切除量が多くなればなるほど、アッカンベーに気を付けたいところです。
ダウンタイムは2週間となりますが、表ハムラ法の手術をする場合には、十分なアフターケア期間を設けて、正確な診断の上で治療を受けられることをお薦めいたします。