切開リフトで下顎骨リガメント処理の際に神経損傷する失敗例がある~フェイスリフト | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

ディーププレーンフェイスリフトは深い層にアプローチする切開リフトになります。

通常のフェイスリフトよりも処理をするリガメントの数が多いことが特徴となります。

 

・こめかみリフト

・目の下のたるみ取り=ハムラ法

とも相性が良い手術となります。

 

定期的なメンテナンスでHIFUや糸リフトでのメンテナンスを行うこともあるのですが、やっぱり限界があるよという方は切開リフトを遣欧されることになります。

若い方で40代以降で手術を行うことが多いです。

 

 

処理する靭帯は通常ですと4つとなります↓

①Parotid ligament(耳下腺リガメント)

②Zygomatic ligament(頬骨リガメント)

③Masseteric ligament(咬筋リガメント)

④Mandibular ligament(下顎骨リガメント)

 

4番目のMandibular ligament(下顎骨リガメント)は実は口角脇のたるみに強く関連していて、フェイスリフトの切開ラインから距離が遠いので、一般的な切開リフトですと簡単には口元のたるみが取れない訳ですが、ディーププレーンフェイスリフトはここまでアプローチすることになります。

 

剥離の範囲が大きいので、その分引き上げ力が高く、10歳位若返る症例も多いです。

頬の脂肪吸引と併用することもあります。

 

Mandibular ligament(下顎骨リガメント)の処理は、顔面神経が枝分かれして走行していて、動脈・静脈などの欠陥と選別してリガメント処理を行わなければならないため、一歩間違えると神経損傷します。そのため、神経を分別するための神経刺激装置を用いた手術に対応している医院もあります。