バッカルファット除去を根底から否定する意見がアメリカ美容外科学会で発生しています。頬の脂肪吸引やバッカルファット除去は特に慎重に検討するようにしてください。
目的としては、小顔になるため、あるいはたるみを予防するために施術が行われます。
バッカルファットにより頬がふっくらとしている状態は体重を減らしても変化がほぼないという点でコンプレックスにつながりやすいのです。
なので痩せているのにバッカルファットが多くて顔がおおきいという現象が起こり得ます。
一度除去したバッカルファットは元に戻すことは出来ず、靭帯や筋肉の下にあるために修正が出来ないケースも多いわけです。近い修復方法としては脂肪注入法がありますが、元に戻るわけではありません。
解剖学に精通していない経験不足の外科医が、口の中の切開時に口両側のすぐ内側にある2つの腺を傷つけてしまうと、唾液の生成障害が起きて、生涯にわたって、ドライマウスになったり虫歯や歯周病を引き起こす原因を作ってしまう可能性があります。
更に見た目上の変化は余り劇的なものではなくて、効果を全然わからなかったりすることもあるし、逆に取りすぎてしまうと表情によってはホラーマンの輪郭になり得ます。
10年後に影響を及ぼす可能性も否定できません。
アメリカでも、
・米国形成外科医協会
・顔面形成外科医学会
に所属していない医師の基で診察をするのは避けようといった流れになってきています。
それほど危険性が警告されている物なので、「バブみ輪郭を作りましょう!」「小顔症例ナンバーワン!」とかのなんちゃって美容外科医で被害者を多く生んでいるクリニックは避けるようにしてください。