鼻のプロテーゼや鼻翼基部にアパタイトで感染が多発している原因の考察。
感染の原因は沢山あります。
まずは素材の安全性の問題、これは美容外科では度々問題に上がります。
後は手術の管理体制の問題です。
例えば、鼻の整形をする際には、
・口の中まで消毒をしているか
・手術中に鼻の穴のガーゼを取り出したり入れ替えたりしていないか
・患者さんがくしゃみをした際に消毒のやり直しや手術器具の総入れ替えをしているか
・抗生物質を適正に使用しているか
・プロテーゼの洗浄消毒をしているか
などが手術に気を付けるべきところです。
またアフターフォローも大切で、
・手術後に菌を持ったできものが無いかの確認
・虫歯や歯槽膿漏などの菌がリンパに入って鼻の方向に流れていないか
・プロテーゼが入った状態で鼻周囲にヒアルロン酸やボトックス注射をして菌が持ち込まれていないか
などの原因でも感染が引き起こされる可能性があります。
韓国の美容外科・とあるビューティークリニックで鼻が感染した事例を見たのですが、これらは術後のアフターフォローに大きな問題があったと言わざるを得ません。手術後に医師が直接診察をすることが出来ずに菌を放置してすぐに感染しています。
1日遅れればアウトにもなりかねないのが美容整形ですから、必ず完璧な状況下で手術を完了するように手術後も気を引き締めてください。