豊胸バッグのベラジェルは一昨年に警察の捜査を受けていた件~シリコンバッグ | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

豊胸バッグの種類のベラジェルには、一昨年に警察の捜査が入っていることをご存じの方は少ないように思います。

 

この事件の概要をまとめると、

・韓国ハンスバイオメド社

・臨床試験の段階でシリコンを作る過程で不正があった

・ホルムアルデヒドという物質が発生する疑い

・人体にとって有害な物質で禁止されている

*人体移植用に不適切なシリコン材料、ダウコーニング社の7-9700接着剤とQ7-4850弾性物質を使用

・内部告発によって同社の従業員は、過去十年人体移植用に不適切な接着剤ダウコーニング7-9700を密かに使用してきたという事実が判明

 

などの理由によって一時、日本の美容外科でも取り扱いが停止された経緯があります。

 

 

ハンスバイオメド社内部では2016年に人体用に使用が認められている接着剤Med1-161に変更することが検討しましたが、Med1-161材料の単価が7-9700よりも高いこと、材質を変更するために新たな臨床試験をしなければならないことを理由に材質の変更を見送り、この事実を隠蔽した疑いがもたれています。

 

ベラジェル豊胸だけじゃなくて、PIP社のシリコンバッグも数年前に使用されているシリコンが工業用であり、人体に適していない材料としてフランス政府から抜去の韓国が出ていることもあります。

 

豊胸バッグ・プロテーゼの安全性は昔から多くの事件が取り沙汰されているので、見知らぬメーカーのものを使うことは避けてください。FDA認可を受けている材料化をまず確認するようにしましょう。