ヒアルロン酸豊胸が廃れた理由、リンパ節・乳がん発生・被膜拘縮 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

プチ豊胸であるヒアルロン酸注入による豊胸手術が完全に廃れてしまいました。

今年に入ってから、ヒアルロン酸豊胸は先月の美容外科学会の指針ではもう推奨されていない術式になっているので、基本的に除去を推奨しています。

 

その理由ですが、
・乳がん検診の邪魔になり不要な検査や治療を行ってしまう
・アメリカFDAも豊胸手術でのヒアルロン酸注入は許可していない
・ヒアルロン酸製剤であるマクロレーンがCEマーク撤回された
・世界中で見ても承認製剤が存在しない=推奨度は低い
・注入したヒアルロン酸がリンパ流に乗って移動し、腋窩わきの下のリンパ節を形成
・乳腺下へ注入すると高確率で被膜拘縮が生じる
・炎症による乳がん発生リスク
 

 

その他のバストアップ整形の選択肢としては、代表的には脂肪注入やシリコンバッグなどの治療方法があります。

痩せ型だったり2カップ以上サイズアップしたい方はバッグ。それ以外の方は脂肪注入豊胸が適応できる可能性があります。

 

脂肪注入やしこりのリスク、豊胸バッグは拘縮のリスクがあり、一長一短ありますので、ご希望にあわせてリストアップを致しております。またモティバ社が新しく開発した15分で終了する豊胸バッグもチェックしていくと良いでしょう。

 

こちらは、知覚が下がりづらく、ダウンタイムも短い手術法となるので、従来の豊胸バッグよりも負担が楽になります。