鼻先にヒアルロン酸注入は安全性に問題があると指摘されているものの、鼻中隔ヒアルロン酸は安全に行えば鼻先ヒアルロン酸よりリスクが低いと謳っている医師の方が数名いたという声があります。
これについての形成外科専門医が指摘している内容をまとめます。
正しくは、膜性鼻中隔となりますが、拝啓をお話しすると、 元々この手術を始めた美容外科医はJSAPS専門医が開発しましたが、裏メニューとして行われていました。
そこからそこに勤めていた勤務医が技術盗み→他の美容外科に転勤しこの施術法が広まりましたが、現在それを行っている医師はほとんどが形成外科専門医では無いドクターです。
この施術を開発した美容外科医もおっしゃっていますが、鼻の軟骨をフィラーという流動性のあるもので支えなければならないので、すぐに軟骨の圧力に負けて横に広がります。なので持続しないことを考えてコスパが悪すぎます。
以上から仮に、動脈塞栓症の問題を除いたとしてもお勧めできる内容の施術ではありません。
とのことです。
鼻先のヒアルロン酸注入自体には、失明が報告されたケースもあって、ベテランの形成外科医でも過去に失敗があるということは学会レベルで報告されています。これは、人によって動脈の走り方が違っていてギャンブル性を伴うためです。注入時にバックテストをしたり、血管に詰まらせないようなカニューレを使用することは必須となります。
