黒目の開きの修正は、挙筋前転法で初回の手術が行われるケースが多いのです。
この術式ではミュラー筋をいじることが無い術式なので致命的なリスクはないものの、それでも眼瞼下垂手術の全切開法で修正を繰り返している人がいます。
主な理由としては
・傷跡が目立つ
・左右差がある
・黒目の開きが良くなっていない
・へリング現象が起きた
・二重デザインが気に入らない
・ガタガタした二重ラインになった
などが報告されています。
何度も修正手術をこなって切開線がガタガタになっているとそれを滑らかにするための処理が必要となります。これは大変難しい技術です。
また二重幅の変更は幅を広げる修正よりも狭める修正の方が難易度が上がります。
名医でも成功率が6割と言われています。
二重幅を狭めたい症例では、低い二重ラインを新たに皮膚切開をして幅を狭くする修正を行いますが、目的なラインの二重を作れるとは限らないです。形成外科専門医=眼瞼下垂手術が上手というわけでは無くて、形成外科専門医というのは最低限押さえておくべき知識を持っているという意味合いでしかないです。
形成外科専門医とJSAPS専門医など、美容外科医としてもそれなりの実績を積んでいることにプラスして、その外科医の専門はどこにあるのかまでを確認することをお薦めいたします。