涙袋形成や法令線への脂肪注入は金ドブ?脂肪注入が向いている箇所と向いていない箇所 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

脂肪注入が向いている箇所と向いていない箇所とがあります。

どこに注入しても生着率の結果が同じということはなく、注入箇所によってかなり定着が変わります。

 

5段階で評価するとこんな感じです↓

 

額★★★☆☆

目の下ーゴルゴライン★★★★★

頬★★★★★

法令線★★★☆☆

涙袋★★☆☆☆

首の皺★★★★★

鼻筋・顎★☆☆☆☆

 

 

鼻筋や顎などの硬い部分に注入したい場合には脂肪注入は向いていない素材です。

硬さが出ないため綺麗に入りません。また涙袋形成は左右差が出やすいのと皮膚が薄い部分になるので凸凹が触れやすいです。万が一の修正もステロイド注射で皮膚が更に薄くなるリスクもあるので非常に危険です。

 

また法令線やオデコなどのよく動く部分への脂肪注入は生着率が悪く、血管が注入した脂肪に繋がってくれないことがあります。なのでガクッと生着率が悪くなります。

 

最も向いていると感じるのは目の下のクマやタルミ取りで粉われるときの脂肪注入です。下眼瞼脱脂の手術後に目の下に影クマが誕生することがありますので、脂肪注入(コンデンスリッチやナノリッチ)を併用させて凹みを改善することも多いです。

 

多くの術式に対応している外科医を選択できるとより良い治療プランを計画できます。