脂肪注入で定着率が悪い部位は額・法令線・鼻翼基部・上まぶた | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

脂肪注入の目的はボリュームを出すための治療です。

脂肪注入をするとずっと残るのでと希望さあれるケースも多いわけなのですが、落とし穴があります。

 

脂肪注入とひとくくりに言っても、遠心分離をしたり、幹細胞を使用したり、PRPを添加したりと色々な術式があります。

また注入技術も医師によってまちまちなので、定着しなかったりしこりになったりするトラブルが生まれるんですね。

 

・1か所に沢山脂肪を入れると脂肪細胞の内側が死ぬ

・脂肪が死ぬと異物と同じ扱いになる=炎症の原因になる

 

石灰化が起きてしまうと、最悪切開して取りましょうという話にもなってきます。

ということで壊死をいかに出さないかがポイントになります。

 

 

細分化注入技術と言って、脂肪に欠陥が入りやすくなるような注入法で脂肪注入をすることがこれは最低条件です。

 

定着しやすい場所

★血流の良いところ

★動きが少ないところ=脂肪に血管が入ってくる

*組織が動く場所だと血管が脂肪をとらえにくい

 

部位ごとに見えていくと法令線・口周りや額は生着率が悪くなります。上瞼よりも下瞼の方が生着率が良いです。

 

脂肪注入は1回目よりも2回目の方が条件は良くなるので、脂肪注入を定期的に行われている方は徐々にアプデを繰り返すケースがよくあります。3-6か月程度の期間を空けて再手術することがあります。また吸引する部位は太ももや腹部が多いのですが、瘢痕を起こして脂肪吸引がしづらくならないように、太ももから満遍なくとるのではなくて部位を左足の太もも内側、右足の外側など部位を分けて脂肪採取することがベターです。