フェイスリフトは切開によるフェイスリフトと糸によるフェイスリフトがあります。切るリフトは耳やこめかみ・額・目の下などから切開して余分なたるみを切除したあと皮膚を引っ張りあげる施術で、物理的なアプローチができるため確実にリフトアップ効果を得ることができます。
一方糸リフトは皮膚を切開せずに特殊な医療用の糸を肌に埋め込み、糸の挿入によってできた傷を治癒しようとする創傷治癒効果によって肌質を改善したりハリのある肌にしていくことが可能となっています。
プチ整形で顔のたるみやしわの解消・肌質改善効果などが期待できるフェイスリフト＝プリマリフトやVOVリフト、テスリフトなどの種類は糸リフティングの中では比較的行われている整形メニューですが、失敗や後遺症のリスクがあるということを忘れてはいけません。
これらのフェイスリフトの施術でもっとも多い失敗は顔のひきつれ感が解消されないというもので、引き上げ効果を高めるあまり皮膚を必要以上に引き上げすぎてしまい、顔が常に引き連れているような感覚に陥ってしまう場合が少なくありません。
また挿入した糸が何らかの影響でずれてしまい、肌の一部がくぼんでしまったりふくらんでしまい、肌が凸凹に見える場合もありますし、正しく糸が挿入されなかった場合外から透けて見えてしまうケースも考えられます。
経験が不足した医師の場合
・挿入した糸が目や鼻から飛び出してしまう
・浅すぎる部位に挿入してしまい外から糸が透けて見えてしまう
・体が糸に対して拒絶反応を引き起こしてしまい皮膚の外へと押し出してしまう
・施術部位の周辺で血行障害が起きて毛根の一部を傷つけてしまい頭皮がはげる
・細菌が侵入し感染を引き起こす
・顔が常にひきつったような感覚になり表情をうまく作れなくなる
もし施術後に失敗や後遺症の可能性を感じた場合には施術を担当した医師やクリニックに相談し、しっかりと現状や不安を伝えることが大事です。
ただ施術を受けたクリニックがとりあってくれないという場合もありますから、修正を検討されている方は積極的にセカンドオピニオンを受け第三者の目線でしっかりと診断してもらうことも選択肢に入れましょう。
