【フェイスリフト】西欧人は切開リフトで効果があるのに日本人は効果を実感しづらい理由は頭蓋骨 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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頬のたるみやマリオネットラインが強く出てきた場合、脂肪吸引や脂肪吸引注射で皮下脂肪を取ったところで、リフティング効果を期待できないことがあります。当然皮膚自体のコラーゲンも減少しているし、脂肪層自体も20代と比べると下に下がっているので、当然と言えば当然にはなります。

 

ただし糸リフトで皮膚を引っ張り上げられるのは短期間なのでメンテナンスが嫌だという方は切開リフトで引き上げを行います。

切開リフトの手術術式の比較ですが以下のようになります。

 

・SMASリフト

SAMS=筋膜を剥離して引き上げる

 

・MACSリフト

SMASを少し使って挙上する方法で、縫合糸を使って側頭筋膜に固定する。ダウンタイムが短いことが特徴的

 

・ラテラルスマセクトミー

縫い縮められるSAMSの幅はSAMSリフトよりも広い。口角~頬までのたるみ取りができる

 

・拡大SAMS法

広範囲のSAMS法でリガメントも使用するのでリガメントリフトと呼ぶこともある

 

・リガメントリフト

靱帯の固定を解除して再固定する最強のフェイスリフト。使用する靱帯の数はドクターによって違う。

 

西欧人の顔立ちは後頭部から後ろに張り出て綺麗な弧を描いている一方、日本人は真上から見ると後頭部に奥行きがなく横に大きな頭蓋骨の形をしている。なので西欧人で効果的なフェイスリフトの方法がそのまま日本人に当てはまる訳ではなく、日本人でも頭蓋骨が奥行きタイプだと西欧人の様にフェイスリフトの効果が出やすいしそれを維持しやすい。

 

なのでより慎重に日本人は溶けない糸リフトや頬の脂肪吸引やHIFUの治療を行ってほしい。

将来的にSMAS=筋膜が傷だらけになった人は切開リフトのシアに不利に働くし、チェーン店出身の研修医+アルファがまともにできるとは考えにくいのです。