眼瞼下垂手術で、瞼を持ち上げる切らない目つき矯正手術があります。
黒目の開きを改善して眠そうな印象を改善することが出来るのですが、切開法ではないという点でメリットがある手術方式であれば、初回の眼瞼下垂手術として試しやすい点でのメリットはあります。
目の上のたるみと眼瞼下垂症は見分けがつきづらいので、形成外科専門医の基で正確な診断をされることをお薦めいたします。
保険眼瞼下垂と美容整形の眼瞼下垂の違いをまとめます▽
保険診療・・切開法のみ
美容整形・・切らない眼瞼下垂と切る眼瞼下垂を選択できる
保険診療・・デザインは重視されずあくまでも黒目の開きを良くするだけ
美容整形・・ミリ単位の二重幅の調整や内部処理を行う
保険診療・・黒目の開きが半分くらい(重度の症状で適応)
美容整形・・美容的に気になるようであれば適応
切らない眼瞼下垂手術であれば、瞼板側に結膜、ミュラー筋を手繰り寄せることで目つきが悪いのを改善します。引き上げる程度によって固定箇所の数は変わります。
瞼の筋肉は主に4種類ありまして、眼瞼挙筋、ミュラー筋、前頭筋、眼輪筋となるわけなのですが、ミュラー筋離断=ADMのリスクが気になるという方は、ミュラー筋を剥離しない方向で手術を計画することになります。初回の眼瞼下垂手術であれば、クリニックによってはミュラー筋をいじらないように徹底している医院もございます。
理由は、
・びっくりしたような怖い目つきになるリスク
・感覚がしびれる
・瞼が重たく感じる
・眼瞼痙攣
・三角目
などが理由となります。
埋没法であってもミュラー筋に負担をかけているような手術はリスクが増大することを意味します。
具体的には挙筋法がそれに当たります。(確率としては1%以下だと報告はされています)