一部の美容外科で執り行われている裏メニューのタレ目尻切開という術式があります。
実はクリニックによって定義づけが異なっており、目尻切開+グラマラスライン形成をタレ目尻切開と呼んでいるところもある一方、目尻切開の中で皮膚切除→靭帯を固定しなおす術式をタレ目尻切開と呼んでいるところもあります。
ただ一般的にはタレ目尻切開は後者のことを指しています。
この術式とグラマラスライン形成との違いは、目尻の位置です。
タレ目尻切開→目尻の位置が変わる
グラマラスライン形成→目尻の位置が変わらない
の違いです。
骨格としては奥目の人よりも、出目の人の方が比較的効果を実感しやすい術式となります。
根本的に目尻切開では皮膚と粘膜を少し切るだけの術式だと後戻りのリスクが増大します。
その意味では執刀するドクターのスキルによっても結果は変わります。
つり目の改善をしたい人の手術ではタレ目尻切開によって目尻を移動させて角度を調整するのか、それとも、目尻の角度は変えないで下眼瞼を斜め下に拡大させるのかは、結果が大きく変わってくるところです。
裏メニューとしたのは、目尻切開法+目尻靭帯移動術に対応しているクリニックでは、わざわざタレ目尻切開と記載をしていないことが多いからです。