4点留め固定・6点留め固定で二重ラインをトレースできるのですが、2点留め固定だと目頭側や目尻側の二重ラインが消失してしまっていることがあります。なので2点留めは主に部分的な補強と考えると実態に近いです。
点数が多いとやはりそれだけアーチの形には近くなります。
ただ、長期的に埋没法が持続することが無い理由の一つに、仮留め状態の原理であるということが挙げられます。
埋没法の消失率は5年で半分くらいの患者さんと考えるのが良いでしょう。
また埋没糸はナイロンの糸を使用しているのか、それともアスフレックスを使用しているのかでも違ってきます。
ナイロンの糸を使用した場合には、生体内に入ると長期的には加水分解して脱色素を起こして透明になってしまい、もろくなってしまうことがあります。なので、埋没法でもできる限り長期的に持続させたいという方の場合には、加水分解しないタイプの糸を用いて手術を計画するのが良いでしょう。
CO2レーザーを用いると、
・傷跡が本当に最小限になる
・出血しないのでダウンタイムが短くなる
・傷跡が綺麗に仕上がる
瞼板法と挙筋法、それから瞼板上縁法の手術もあります。
瞼板上縁法のメリット性は、
・瞼板を痛めにくい
・マイボーム腺も傷害しない
・上眼瞼挙筋を傷めない
などのメリットがあります。
安全性が高いので良い術式となります。
結び目をいかに小さくできるかで目を閉じた際の自然さにつながります。
症例写真では絶対にわからない部分なので、技術的に信頼できる外科医を選択されるのが良いと思います。