額を丸くする整形の脂肪注入は定着しづらいのか~脂肪移植の闇 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

額を丸くする整形で脂肪注入は向いているのかと言われると、微妙なケースも多いのが特徴です。
太ももから脂肪を取り出して額に入れたところ、すぐに吸収されてしまったり、しこりが形成されてしまったという方がいます。
上手くいけば変化を出しやすい横顔も綺麗になったりおでこの皺が解消されるメリットがあるのですが、失敗すれば地獄です。
 
 
初めの3か月くらいはぐっと減っていき定着しなかったものは流れてしまいます。
それ以降で最終的な完成形となるのが6か月時点です。
 
なので術後すぐになくなってしまった脂肪はうまく定着しなかった可能性が高いです。
血行促進が原因でそれが引き起こされることもあるので、サウナとか運動を制限している指示があります。
ダウンタイム期間にボトックス注射を打つことで筋肉の動きを制限して生着するように意識しているドクターもいます。
 
特におでこもそうですが、鼻翼基部~法令線などの部分は脂肪が定着しづらい傾向があるので、複数回脂肪注入を繰り返すこともあります。デザイン的に注意しなければならないのが必要以上におでこに脂肪移植をするとモアイ像のような輪郭になって奥目に見えてしまうリスクがあります。
 
鼻筋とのつながりでオデコのデザインを考えるべきなので、隆鼻術も得意としている外科医を選択するのが賢明です。
例えばよりしっかりと高さを出したいといった希望があると脂肪注入ではどうしても難しいので、プロテーゼやセメントの材料で前額形成することがあります。