目の下の黒クマ取り、下眼瞼脱脂と脂肪注入を併用させる目的や失敗例 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

目の下の黒クマが目立ってくる原因、30代以降で気になる方が多いのですが、目袋と言われる眼窩脂肪が前に飛び出してくることからも起こります。皮膚自体のたるみも併発している症例も多いです。

 

老化・体重の減少でメーラーファットが痩せることで黒クマが一層強くなることがあります。

メーラーファットの下垂は法令線が深くなる原因でもあります。

 

目の下の裏側の脂肪を取る下眼瞼脱脂は、目の下が膨らんでいる人に向いている手術となります。

結膜側を1センチ切開して眼窩脂肪を取り除きます。切らない目の下のたるみ取りと言われることがあるのですが、実は切っています。美容外科の中で「切らない」を強調しているクリニックがあるようならばアウトです。

 

目の下の脂肪取りの後でヒアルロン酸注入や脂肪注入を行う症例があるのですが、これには目的があります。

・脂肪取り後に目袋が影になってしまうことへの対策

・ゴルゴラインの予防

・皮膚感がよれないようにするため

など

 

脂肪注入であれば、ナノファットあるいはコンデンスリッチファットを注入する流れが多いです。

*ナノファットはあくまでも小じわ対策に用います

 

青クマが併発している様な目の下のクマでは、ヒアルロン酸注入をしてしまうとチンダル現象を引き起こしかねないので、脂肪注入やPRP注射を行うことが一般的です。PRP注射は血管に詰まるリスクもないですし、適切にコントロールできれば非常に便利な施術方法です。

 

目の下のクマ取り手術で引き起こされる失敗例もまとめておきます▽

・ハムラ法でのアッカンベー状態=外反

・下眼瞼脱脂での影クマ

・ヒアルロン酸でのチンダル現象

・脂肪注入でのしこり形成

・PRP注射で膨らみすぎる/効果がない

・結膜浮腫

・ハムラ法で涙袋が消える

・裏ハムラ法で効果がない

など適切な美容外科医の指導の下で治療を計画されることを推奨します。