全切開と眉下切開の適応の違い比較表~二重切開でたるみを取ることの限界 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全切開と眉下切開の適応の違いをまとめます。

 

厚く重い瞼

全切開× 眉下切開◎

 

薄く軽い瞼

全切開〇 眉下切開〇

 
目頭に皮膚のたるみが多い

全切開◎ 眉下切開×

 

目尻に皮膚のたるみが多い三角目

全切開× 眉下切開◎

 

中心に皮膚のたるみが多い

全切開〇 眉下切開〇

 

二重形成を希望

全切開◎ 眉下切開×(後から二重手術を追加で行う)

 

厚い瞼なのか薄い瞼なのか、そしてたるみの程度はどの程度なのか。

皮膚余りの位置はどうかによって向いている術式は大きく変わっていきます。

 

厚い重たい瞼の人は二重全切開で子のたるみを解消しようと無理に治療計画を進めると、眉毛側の皮膚とまつ毛側の皮膚との不自然な段差が発生します。この段差はROOF切除や皮膚切除や眼窩脂肪の除去を併用するようなケースでは特に目立ちやすく、全切開でたるみを取ることの限界があります。

 

なので一般的には5ミリ以上の皮膚切除を行う際には眉毛下切開法を提案される可能性が高いです。