鼻尖縮小や耳介軟骨移植での沈み込みの失敗と鼻柱を作る修正術式 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

鼻フルでプロテーゼ+耳介軟骨移植+小鼻縮小術なんかで手術を行っている人がいますが、クリニックの症例レポートでは実際にほとんど長期的なものは上がってきていません。
 
というのも、耳介軟骨の沈み込み問題がやはり取りざたされています。
 
10年後の経過を確認できないことによる大きな合併症なのかと思いますが、鼻先の延長手術で鼻翼軟骨の上にちょこんと耳介軟骨を乗せたところで、元々軟骨がぐにゃぐにゃのタイプの日本人は長期的かで圧迫によって潰れてしまいます。
 
耳介軟骨を1年くらいまではしっかりと形を維持していることも多いのですが、土台が脆弱な人の場合にはそれが長続きしない可能性があるのです。だんだんと鼻が低くなったような・・?と感じられたのであれば、耳介軟骨は吸収されて無くなってしまうといったことは考えづらいので、土台の沈み込みにより高さを失っている可能性があります。
 
特に修正手術で鼻翼軟骨の土台がカットされていること、元々鼻先を押すと潰れやすい人なんかは沈み込みやすいです。
一つの工夫としては、耳の軟骨の一部で鼻柱を作る術式もあります。高さを維持して土台を作ることができるので、多少改善が期待出来ます。勿論、鼻中隔延長術で作る土台が最も強固にはなりますが。