小鼻縮小術や人中短縮は気軽に考えられている方も多いのですが、切り取り系の手術は欲張らないことが重要です。
これらの手術は切り取り過ぎてしまって、元に戻らない失敗があります。
手術計画の上では、欲張らないことが賢明です。あとから追加できます。
欧米人の様に人中が短い+鼻柱が下に下がっていて、バランスが良い形をしているのですが、日本人が鼻柱が短い人が人中だけを切って短縮したとしても、それはカッコよい形にはならないことがあります。
なのでまずは鼻先のACRを確認することが最優先、それでも全体的な改善が期待できない症例には人中短縮を行う。
尚、切らない人中短縮は後戻りや効果がないことがしばしばですので、結局切る人中短縮で修正になるケースが多いです。
人中短縮も一般的には15mm以上の鼻の下で、口を軽く開けたときに歯が見えないタイプの方は、人中短縮が適応される症例も多いです。あとは、顎のバランスや鼻翼基部~口角までの距離も大切なので、ベクトラなどでシュミレーションをしてみても参考になります。