目の下の内側に脂肪注入するのを否定派のドクターの見解もあります。
目の下の内側(目頭側)の窪み部分には脂肪が無い。
ティアートラフと呼ばれている部分では筋肉が直接骨に付着しているので、脂肪が入る余地が無いことが分かっています。
つまり、皮下脂肪もなく筋肉が骨に付着しているので、入れても筋肉内の入ってしまうのです。
目の下への脂肪注入の失敗例ですが
①吸収されて無くなる
定着率はある程度ギャンブルです。
②笑ったときにボコっとする
筋肉内で脂肪が残ってしまうと不自然に脂肪が盛り上がります。笑顔時にそれが浮き出ます。
が考えられます。
つまり目の下のたるみ取りをしようと、目の下の目頭側に脂肪注入をしても良い結果にならないことがあります。
目の下の中央から外側に関しては脂肪があるので注入可能ですが、内側には入れない医師が良いでしょう。
経結膜脱脂法+脂肪注入(CRFやナノリッチ)の組み合わせが流行っていますが、解剖学的な知識が要求されるので、うまく扱っている外科医はかなり限られてきます。脂肪注入も入れすぎたり入れる箇所を間違えると致命的なリスクがありますので、注意が必要です。
美容外科医の技術力は医師ごとの技術力で判断するのが良いです。できれば失敗の報告が少ない医師を基準に選択するべきですが、症例がよさそうに見えても、成功例しか掲載していないので参考程度に見るようにしましょう。また本当にそのドクターが執刀したのかの確証はありません。