目尻延長において、目の外側の向きを多少下にずらすことでタレ目を作る術式があります。
白目の外側伸ばすだけではなくて下に広げるイメージです。
下眼瞼拡大術のような大変化のタレ目形成ではありませんが、ナチュラルに目尻の角度を下げることで自然につり目を改善できたりする便利なものです。*いわゆるグラマラスライン形成術とは全く違う手術となります
目尻切開は延長量が例えば2ミリだったとしても正面から見たときにはそれほどの大きな変化を実感しづらいです。
これは、目には奥行きがあって、実際には横に延長しているのではなくて、奥に向かって切開&延長しているということが理由です。なので、正面よりも横顔に変化を与えるのが目尻切開の効果でもあります。
なので正面からの変化を大きく見せたいからと言って8ミリとか大きくめじりせっかいをしてしまった結果、粘膜が丸見えになってしまいドライアイになったり、不自然な向きだした目になっている症例があります。これは失敗となります。
論文ベースで報告されているものとしては、ラテラルカンス形成術は
・目尻のポケットが十分にある
・目の大きな出目
で成功しやすく、逆に目の小さい奥目や目の角が下向きの症例ではスペースが無いので、効果が低いことが指摘されています。
出典スーウクチェ医師
目尻側の整形手術を行うのであれば、専門的な外科医を選択されることを推奨いたします。