目尻切開でつり目を改善する効果を期待できる術式があります。
これはグラマラスライン形成とも異なるのですが、たれ目形成の応用編ともいえる手術で、マイルドな変化を出すことができるのと、目尻を延長することもできます。グラマラスライン形成の場合、目尻切開とはかけ離れた別の手術方式となりますが、子の術式の場合、目尻切開の延長でマイルドなつり目矯正処理を行います。
ということで、つり目を改善する整形手術には
①グラマラスライン形成
②靱帯移動術
③目尻切開の応用術式
で行うことができます。
目尻切開の変化量は平均２mm、大きな変化の方で５mm程度の延長効果があります。
目尻切開で後戻りしてしまった・変化が全くなかったという方は、実は適応を間違えられているか、適切な術式で手術が行われなかったかの可能性があります。元々目尻の余白が少なくて伸びしろが無い方が目尻切開をしても延長効果は乏しいですし、皮膚だけ切開して縫っても固定するところが無ければ後戻りはしやすいでしょう。
なのでカウンセリングで骨膜固定の有無は必ず確認してほしいところです。
骨膜固定を行っていないクリニックですとまず後戻りする可能性が高いと判断することができます。
形成外科専門医のもとでカウンセリングすることを徹底してください。
まずはそこから崩れてしまうと正確な診断を得られずに誤診される可能性があるので。
