眼瞼下垂手術の時間が40分位なら地雷クリニックという定説~内縫い&外縫い問題 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

眼瞼下垂手術の時間が40分位なら地雷クリニックという定説。

眼瞼下垂の手術は

・皮膚切除

・瞼の筋肉をむき出しにする

・中縫いで二重形成する

・眼窩脂肪やROOFを必要時取り除く

・皮膚を仮縫いする

・二重幅の調整

・皮膚の縫合

 

といった流れを踏むのですが、人間の手の動きでどう頑張っても正しく眼瞼下垂手術を行う場合には、40分くらいの時間が必要となります。美容外科の場合には、更にこだわるならかなり丁寧に縫合することもあるので、1時間半くらいかけている美容外科もありますね。

 

 

手術時間を端折っている美容外科の特徴なのですが、ずばり「外縫い」をしている可能性があります。

例えば症例件数ナンバー1などと謳っている美容外科ですが、症例数が極端に多い=雑な手術をしている可能性が極めて高いのです。

 

外縫いとは、皮膚縫合と二重形成を同時に行う術式です。二重ラインが消失しやすいです。

一方、内縫いは、皮膚縫合以外に、重瞼作成した糸をそのままにしておく術式で二重ラインの消失がしにくいです。

その意味で「外縫い」は時短手術となります。

 

ちなみに、内縫いをしない外科医が内縫いで作成した睫毛が外反するリスクを恐れていることがあるのですが、内縫いでも眼瞼外反しないように内部処理が行える外科医はしっかりと技術を習得しているでしょう。

 

挙筋短縮法や挙筋前転法も正しく行えれば効果は大きいですが、失敗した場合には左右差が残ったり、二重ラインが消失する、傷あとがガッツリ目立ってしまう、ヘリング現象などが発生する恐れがありますので、要警戒です。