腱膜性眼瞼下垂+サンケンアイ=窪み目でヒアルロン酸注入+埋没法をするのは悪なのか? | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

サンケンアイで瞼が窪んでいる人に対してのヒアルロン酸注入+埋没法をやっているチェーン店の美容外科医がいると誤診だと炎上しています。指摘しているのは、美容外科医として初年度の医師という何とも滑稽な事案ではあるのですが、それでも形成外科専門医の免許を持っているという点では研修医よりかはまだ発言権はあるようにも思えますがどうなのかを考察していきたいと思います。

 

まず、腱膜性眼瞼下垂+サンケンアイ=窪み目の症例で、形成外科しか経験していない医師と美容外科医とで診断結果が変わってくることがあります。

 

形成外科でしか勤務したことが無い医師だと持ち札に「切開眼瞼下垂手術」という選択肢しかないために、それ以外を提案できないといった実情があります。一方で、美容もある程度やっていて、形成外科専門医の免許も持っている医師の場合、眼瞼下垂の術式も多種多様で、更にフィラーや再生医療や脂肪注入を使った提案、それからレーザー治療などの色々な選択肢が提案できます。

 

例えば、瞼を開く上での抵抗がある人は窪み目を治すだけで眼瞼下垂が改善する症例があるので、ヒアルロン酸注射で窪み状態を改善して二重形成でたるみを取ってあげて審美性を整えるといったこともあります。それでも十分に改善することもあるからです。

 

なので、腱膜性眼瞼下垂+サンケンアイ=窪み目の症例は絶対に眼瞼下垂症の手術をしなければダメだ!という指摘自体が間違っていたことになります。※そしてこの医師は後日訂正のツイートをしておりました

 

このように形成外科専門医だからと言って正しいことを言っているとは限らないことがわかると思います。

形成外科専門医だとしても美容外科ど素人の先生もいますし、普通に誤診されてしまうこともあるのです。

 

挙筋腱膜の滑走性を高めて腱膜性眼瞼下垂+サンケンアイを回復させるといったアプローチもあったという例でした。