シリコンプロテーゼを用いた貴族手術で挿入したプロテーゼが変色して黒くなっているものが取り出されたことがあります。
長期間炎症を繰り返し、プロテーゼを取り出してみたら中が腐っていたということですが、大きすぎるプロテーゼを挿入したり、プロテーゼの質が悪かったりすると合併症が大きく出てしまうことがあるのです。
貴族手術では、失敗例が起こることもあって
・感染している
・口の中の粘膜まで開いてしまっていてプロテーゼが露出している
・石灰化して硬くなっている
・歯の根がプロテに当たって歯が痛くなる
などが起こり得るトラブルです。
特に今回の事例では、プロテーゼのサイズが合わないで骨格に対して大きすぎるシリコンプロテーゼを入れたことが原因で口の方まで突き出してきたということになります。
ちなみに貴族手術でヒアルロン酸注入を使用しても鼻の土台は高くならないのと、自家骨を使用した手術は更に危険性が高まります。自家骨が溶けてねじだけが残ってしまい、軟部組織を刺激し痛みが続いてしまう合併症があります。押すと痛みが走るので、健康被害も出ていますね。十分注意をお勧めいたします。