眼瞼挙筋とミュラー筋で目を開ける機能を果たしていますが、どちらかが弱くなってしまったりつながりが悪くなれば眼瞼下垂の症状を発症します。また、老齢によって瞼は外側=目尻側がぐっと落ち込んできます。
これらが両方合わさって目つきが悪くなることもありますので、上眼瞼リフト+眼瞼下垂手術のセットで目力を向上させる術式があります。たるみ取りもできて黒目の開きも良くなります。
デザインの調整過程で失敗してしまう原因でハム目というものがあります。
二重まぶたの折れ込みがぷっくりとしていてハムを一尾で縛ったかのような瞼に見えている状態です。
主なハム目になってしまう原因は以下の通りです▽
・二重幅を広げ過ぎている
・目つき矯正を過度に行ってしまった
・内部処理が正しく行われていない
あとは埋没法でも切開法でも、もともと分厚い瞼の方が内部処理をしないで幅広二重を作ろうとした症例でも、不自然な二重ラインや整形バレバレの二重瞼となりやすいです。例えば10mmを超えた二重幅とかは瞼が薄くないと中々似合いません。奥目の人は二重幅を広げて取りづらいです。
もし二重埋没法であればダウンタイム1週間、全切開法であればダウンタイム2週間経過してもハム目が改善されなければ、一度カウンセリングへ行かれて診察をされるのが良いと思います。当然、形成外科専門医をベースに考えましょう。