脂肪吸引の手術後にカニューレが通った部分が跡の様にくぼんでしまい不自然なスジの様になることがあります。
ミミズが走ったような皮膚感になっていると不気味で光の当たり方によってはそれがかなり目立ちます。
ベイザーハイデフなどで腹筋を作った!とどや顔で話している美容外科医の症例なんかを見ると、たいていは、本物の腹筋ではなくて、何か不気味な筋が走ったような形であることが確認できます。体を鍛えて作った腹筋の割れ方ではないのです。
こうした脂肪吸引の失敗は、浅い部分の脂肪を無理くり吸引してしまうことが主とした原因です。皮膚直下の脂肪をタイトニング効果の無い古い機材で吸引した場合にもしばしば起こります。
術後にたるみが起きてしまうと、サーミRF(サーミタイト)など、たるみ取りの別の施術を追加しなければならないので非常にコスパが悪いですし、長期戦にもなります。
また切開部分の傷跡についても注意を払わなければなりません。
切開してカニューレを挿入した部位には、虫刺されのような感じで傷跡が付きます。
最終的には白い成熟瘢痕になりますが、なかなか改善されずにしきそちんちゃくとして残ってしまうこともあります。
その他、脂肪吸引後のアフターケアに失敗すると、
・脂肪吸引後に水が溜まる
・皮膚が凸凹したりタルミが出る
・感染する
・吸引量が少なく、全然細くならない
などが懸念されます。
必ず執刀医の経歴を調べて、形成外科専門医の免許があるか、JSAPS所属かどうかなどを確認するようにしてください。
SNS上の症例写真は成功事例しか掲載していませんので、本当の技術力はブラックボックスです。