ヒアルロン酸豊胸が廃れた理由~結節形成や被膜拘縮の被害者爆誕 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

ヒアルロン酸豊胸・プチ豊胸(バストアップ整形)は、注射でヒアルロン酸を注入するだけでバストアップができる施術で数年前までは仏巣に施術が行われていたのですが、このところ症例を見かけません。それは何故でしょうか。

 

実はヒアルロン酸豊胸・プチ豊胸(バストアップ整形)を受けた方の術後の感想をたどると分かるのですが、いくつかトラブルや後遺症が生じるリスクがあります。

 

ヒアルロン酸豊胸・プチ豊胸(バストアップ整形)のトラブル例で最も多いのが、施術を受けてから短期間で元のサイズに戻ってしまったというものです。そもそもヒアルロン酸は元々体内にある成分なので、注入すると徐々に吸収されていきます。つまり、施術を受けても半永久的に胸の大きさが維持できるという訳ではありません。使用するヒアルロン酸の種類、注入する量、注入する部位、個人の体質によって少々異なりますが、持続時間の目安はおよそ1ヶ月から2年です。したがって、短期間のバストアップ効果を得たい方、自分の胸が大きくなったらどんな感じだろうと考えている人に最適です。

 

美容外科学会での方向によれば、マクロレーンによるヒアルロン酸豊胸は注入後3か月で78%、半年で57%、1年で34%程度が残存していたとされています。定期的なメンテナンスが必要となるのでコスパの悪い施術です。※マクロレーンはCEマーク撤回されており、美容外科学会ではヒアルロン酸豊胸は推奨されていません

 

 

その他のトラブルを挙げると、施術後に患部にしこりができてしまうことです。基本的にバストに注入されたヒアルロン酸は、時間が経つごとに体内にどんどん吸収されて無くなっていきます。ただし使用したヒアルロン酸の質が悪い、バストアップ効果を長くもたせるために医師が一部分に大量に注入することが原因で、しこりが生じてしまいます。

 

特に乳腺下にヒアルロン酸注入をした場合、高確率で被膜拘縮が発生することが分かっています。

腋窩リンパに結節を形成した口コミもありますので避けるようにしましょう。

 

また、ヒアルロン酸注入後、イメージしていたよりもバストが固くなってしまったというトラブルも術後の感想で多く見られます。施術の直後というのは、ヒアルロン酸の体内への注入によって痛みや腫れが大きいです。

 

なので、最初のうちはバストに柔らかさが無いというのは認識しにくいです。ただ腫れや痛みが引いて改めてバストに触れてみると、以前と比べて固くなったということを実感する人が多いです。そもそもヒアルロン酸は短期間で体内に吸収されるというデメリットがあるので、それを克服する為に粒子が大きいヒアルロン酸を注入するクリニックが多いです。

 

粒子が大きい事で体内への吸収が遅くなるものの、その分、触り心地が固くなるというわけです。なので、施術に臨む際は胸が固くなる可能性があることを認識しておいたほうが良いです。