圧迫固定はダウンタイム中に自分で行うものなので結果にダイレクトに直結します。
二の腕や太ももの脂肪吸引後の圧迫固定はいつまで続けるべきなのか。
圧迫固定をしなければたるみが出てしまうといった理由から圧迫固定の重要性が認知されてきたこの頃ですが、太ももや二の腕の脂肪吸引後の圧迫固定はいつまで続けるべきなのかわからない方も多いと思います。
原理としては、脂肪吸引後の脂肪を除去したスペースに血液がたまることで皮膚表面の近くに内出血として現れるようになるのが、ダウンタイムを長引かせる原因です。また、麻酔液やリンパ液が溜まることでむくみにつながるために、圧迫固定でこれらを防止する試みでもあります。
術後圧迫固定の失敗としては、
・強く圧迫しすぎて血流が悪くなる
・かゆみが現れる
・色素沈着が生じる
・神経麻痺
二の腕や太ももの脂肪吸引であれば、ベイザー脂肪吸引でもアキーセル脂肪吸引でも同様に、1週間~2週間前後の圧迫が必要となります。部位ごとの圧迫期間の違いを比較してみますと・・
・顔の脂肪吸引→3日前後
・二の腕脂肪吸引→1~2週間前後
・腹部脂肪吸引→1週間~1か月前後
・足の脂肪吸引→1週間前後
となります。
病院によっては1か月くらいの圧迫・ガードル固定を指示されることがあります。
圧迫の方法が違っていて、力のかかりぐらいにむらができると、圧迫が弱い部分にむくみが集中することがあるので、圧迫固定のグッズも高性能なものを選択されるのが良いです。ダウンタイムは2週間で、拘縮は2か月程度続くことが多いので、長期的なマッサージも併せて続けながら完成度を高められることをお勧めいたします。