目の下のクマ取りにおいて、リガメント剥離が必要なのか。
リガメント＝靱帯で顔の靱帯は骨膜上から皮膚までをつなげている役割をしています。
ゴルゴクマ・へこみが強い人の場合、もともとリガメントの支持性が強すぎることが原因となっている可能性があります。
眼窩脂肪の膨らみとリガメントの支持性が強すぎる影クマの高低差を解消するために、このリガメント処理を行うことがあります。
一方、眼窩脂肪が少ない方、影クマが少ないなどのケースでは、下眼瞼脱脂＋脂肪注入＋リガメント剥離法の術式があります。
つまりリガメント剥離はハムラ法でも裏ハムラ法でもリガメント剥離法でも、靱帯の引き込みが強いケースで行われます。
＊剝離だけだと再癒着する恐れがあるので、脂肪注入で再癒着のリスクを減らすことができます。
リガメント剥離をしても後戻りでゴルゴラインが出てきたり影クマが残ってしまった方は、再癒着の失敗の可能性があります。
こればかりは医師の技術次第です。
靱帯の処理や解剖学を精通しているかどうかを確認してからカウンセリング行かれることをオススメいたします。
形成外科専門医は一つの指標にはなりますし、そこからさらにJSAPS所属かどうかや目の下のたるみ取りが得意としている医師かも併せてチェックが必要でしょう。
一つの見分け方をご紹介しますと、リガメント処理を正しく行っている病院であれば、どんなに扱いに慣れていても2時間弱程度の手術時間が必要となります。これの半分程度の手術時間しか設けていないようであれば、リガメントを本格的に処理していないハムラ法＝切開ハムラ法＝目の下の脂肪再配置、裏ハムラである可能性が高いです。またリガメントを切り離すときに局所麻酔だと痛みを感じることが多いので、静脈麻酔や全身麻酔で手術を行っている病院であれば、本格的な手術の可能性が高いです。
