目頭切開やフェイスリフトや小陰唇縮小などの手術で、抜糸不要などの表記に惑わされてはならない理由があります。
整形手術においては、クリニックが遠方で通いづらいけどここで手術したいなどの理由から病院を選択することがよくあるのですが、中には「抜糸不要」「通院要らず」などの文言で患者さんを勧誘している病院もあります。
これは典型的な地雷病院となります。
今回はその理由をまとめていきたいと思います。
溶ける糸、例えばダーマボンドやバイクリルなどの材料がありますが、糸が水分にふれると加水分解される際に炎症を伴います。そのため、縫合部分に赤み・炎症後色素沈着を生じて傷跡が汚く目立ってしまいます。真皮縫合で表面から見えない部分に使用するのは全然ありなのですが、表面を縫う際にも抜糸要らずと謳って溶ける糸を使用しているクリニックは多くが完成度の低い手術を提供していると判断することができます。
鼻の手術なんかでもそうです。
脂肪を少しだけ取って糸で結んで、鼻の内側を切られて溶ける糸で縫合して・・
なんかの病院で手術をして後悔している方が結構多くいることに驚きます。
吸収糸で表面縫合した際のリスク↓
・赤みが生じる
・しこりができる
・縫ったところが硬くなる
など。要するに傷跡が汚く完成するということです。
少しでも傷跡を目立たせたくない・最善の手術を希望したいという方は、溶ける糸＝吸収糸を使用して表面縫合している病院はまず避けるのが賢明です。例えば婦人科形成の手術でもです。
