シリコンバッグ豊胸は2カップアップ以上のサイズアップを目的とした手術で、脂肪豊胸術よりもサイズアップのメリット性を強く感じることができます。
しかしながら、シリコンバッグ豊胸の入荷を取りやめたクリニックがあります。
世界的な円安による材料費の高騰から、整形手術、特にシリコンバッグの値段が上がってきています。
モティバエルゴノミックス・ベラジェル・メスモといった種類は近年特によく行われている材料ですが、以前よりも金額が上がっているケースがあります。従来100万円だったものが単純計算で130万円程度の価格になっているケースがあり、円安の影響をもろに受けていることがあります。
乳腺下法が主流と言っている病院がありますが、これは間違っています。
豊胸手術は医師によって見解が異なるために、乳腺下法だけを得意としているクリニックがポジショントークで乳腺下法を絶賛しているHPなどを見るのですが、かなりバイアスがかかっていると考えてよいでしょう。
乳腺下法は・・
・触った感じ柔らかい
・痩せ型の人はバッグの形状が分かってしまう
・谷間が出やすい
・カプセル拘縮の影響を受けやすい
・立ち上がりが不自然
大胸筋下法は・・
・大胸筋の下に挿入するのでバッグが分かりづらい
・谷間が綺麗に出来にくい
*胸板が厚くなるイメージ
・痛みが強い
・触った感じ硬い
などの特徴があります。
人によって使い分けたり、最近では、上半分は筋膜下に入れて、下半分は乳腺下に入れるなどのレイヤースイッチ法での豊胸手術も対応しているクリニックがあります。これだと乳腺下や大胸筋下のそれぞれの豊胸バッグならではの欠点を防ぐことができます。形成外科専門医+バスト手術を得意としている外科医のもとで万全な豊胸バッグ手術を用意されることを推奨いたします。