形成外科医を中心として、目頭切開のZ法がなぜここまで普及しているのか。
それは、修正のしやすさにあります。目上切開やW法やリドレープ法と比較すると、再建手術・再手術が出来る点でのメリットがあります。
Z法は蒙古ひだを含めてZに切った三角形の皮膚をS型の様に入れ替えて縫うことで蒙古ひだを解消します。万が一、手術後に希望するデザインや顔の印象と相違があった場合、S型→Z型に入れ替えなおせば、ほとんど元の状態に戻すことが出来ます。
リドレープ法のデメリットは、
・はっきりした平行二重にしづらい
・目頭の下の皮膚が硬くなる
・目頭が丸くなる
・切り取るので修正しづらい
・ドッグイヤーが出来る
など
目と目の間の距離のバランスは、
32mm以下→寄り目
33-36㎜→日本人に似合う
37mm以上→離れ目
となります。
また涙丘の形状は自然な涙丘・丸い涙丘・四角い涙丘・細く鋭い涙丘に分類されるので、100%目頭を切除してしまうと不自然な形になってしまう方がいます。これが目頭狂人が爆誕する理由です。
訳も分からずに手術をしている美容ドクターで目頭切開をすると、変な二重瞼になってしまうことが懸念されます。注意しておきましょう。