溶ける糸と溶けない糸の効果や持続期間の比較~法令線や口元下のブルドックラインのたるみ取り | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

法令線や口元下のブルドックラインが気になる人が行う若返り整形。糸リフトは頬のたるみ感を解消する整形手術で、切らないフェイスリフトの一種となります。

 

糸にはコグという棘の様なものが付いていて皮下組織に引っかかることによって皮膚や筋肉を直接引き上げることが出来ます。

 

 

溶ける糸と溶けない糸を比較してみたいと思います。

 

★溶ける糸リフト

 

・次第に吸収されて糸は無くなる

・最長3年持続

・ダウンタイムはかなり短い

・糸が吸収される過程で徐々にリフトアップ効果が無くなる

・20~30代の小顔目的の治療にお勧め

・コラーゲン再生の美肌効果あり

・PDOやPCLやPLLAなどの素材でできている

 

★溶けない糸リフト

・吸収されず糸はそのまま残る

・3~5年以上持続

・1~2週間は違和感が残る

・たるみが注意程度以上の人に向いている

・芯はポリエステルで外側とコグはシリコン素材

・美肌効果がある

 

それぞれの材料の比較

PDO(ポリジオキサノン)・・持続期間1年以下、リフティング力は普通、小じわ効果がある

PCL(ポリカプロラクトン)・・持続期間3年以下、リフティング力は高い、強度が強いので強めのたるみ向け

PLLA(ポリL乳酸)・・持続期間2年以下、リフティング力はかなり高い、高いので最も引き上げ力は強い

 

PDO素材は美肌用、PCL・PLLAはたるみを引き上げる効果がメインとなります。

溶けない糸の方が引き上げ力は強いですが、将来的に切開リフトを行う際には、SMASを傷つけてしまったり合併症が生じる可能性があるので、形成外科専門医の基で計画を立てられることを推奨いたします。