ハムラ法に脂肪注入を併用するケースが稀にあります。
ハムラ法は脂肪を移動させる手術です。
裏ハムラ法=脂肪再配置は、たるんでいる眼窩脂肪をずらしていく治療となります。
内部の体積を変化させることなく、目の下のクマを治すことになります。
しかしながら、ハムラ法でも脂肪注入を併用することがあります。
・色クマがあるタイプ
・頬のボリュームが少ない人
・扁平な人
のケースでは、ハムラ法に脂肪注入をセットで行うことがあります。
これによって頬のたるみ予防の効果も得ることが出来ます。
40代以降の目の下のクマのご相談ですと、ほとんどが皮膚自体のたるみお組み合わさっていることが多いです。
そのため、皮膚弛緩を解消する手術＋予防の意味で脂肪注入を行うこともあるのです。
ただ、この治療自体には、失敗例も結構あります。
具体的には、
・ナノリッチやコンデンスリッチファット注入でのしこり
・定着しないで吸収される
・ほうれい線が深くなってしまう
などです。
形成外科専門医ではない医師が行う目の下のたるみ取りの手術では、適応を誤ってしまうことがしばしばあるので、修正の相談がこれだけ多いわけですね。どんなに良い武器でも使う人を間違えれば、ガラクタになってしまいます。
