小顔整形には、脂肪吸引+糸リフト、エラ削り・頬骨削り・顎削りの輪郭3点が代表的にはあります。
中でも骨切り手術は変化が大きく、適応になればとても満足度が高い整形にはなります。
ただ、一部の美容ドクターの悪影響か、骨切り手術の失敗が多く起こっており、社会問題にもなっています。
例えば頬骨削りの際に、時短手術=クイック頬骨縮小で固定をしない場合、
・頬骨が下がってくる
・頬骨が内側の側頭筋を押して開口障害が起きる
・痛みを感じる
等の合併症が起こりえます。
頬骨が内側に押されてはいってしまうと、大きく口を開けることもできません。
殆どのケースで、クイック=安い=まがい品と考えるのが分かりやすいです。
モニターの落とし穴
併せて問題なのが、モニター=練習台になっている美容クリニックがあるということです。
しばしばモニター患者の手術にシャドードクターを使っていることがあります。
シャドードクターとは幽霊医師のことで、HPには載っていない様な練習生という意味です。
全身麻酔で眠っている間、手術をしているのは別のドクターである美容クリニックも存在するのです。
CMや誇大な呼び込みを行っているクリニックではあるあるで、ペーペーの医者を集めて人件費を節約して手術を行わせます。
小顔整形で糸リフト専門医とか脂肪吸引専門医とかをうたっている美容外科医はほとんどペーペーだと考えられます。
名医の選び方
良いドクターを見極めるためには、
形成外科専門医取得後に①どの病院で②どのくらいのクオリティの手術を③どの程度症例を積んでいたのか
これが確認すべきポイントとなります。
形成外科専門医だけでは十分ではありません。
専門医の資格というのは、試験さえ合格すればすべての形成外科レジデント達に付与される資格であるからです。
小顔手術の様なジャンルであれば、京成ライセンスの取得後に骨切りの専門の修行を数年間行うなどでなければ、誰でもできるものではありません。単に数日間数か月通って取れてしまうような「○○専門医」には何ら価値はありません。惑わされないようにしましょう。