眉毛下切開＝眉下リフトでハム目を改善することができるとして若い年齢の方でも手術を受けられるケースがあるのですが、実際には、慎重な適応をオススメいたします。
眉下切開が向いている人の特徴は以下の通りです↴
・眼瞼下垂ではなくてあくまでも皮膚のたるみであること
・瞼がくぼんでいない＝サンケンアイではない
・二重が肉で覆われていて見えない
・挙筋機能の検査で正常値であること（正常値は8mm以上）
「眉下切開で毛包斜切断法であれば、傷跡が眉毛の下に隠れるので安全だ」と主張される医師がいるのですが、若い人にも何でもかんでも眉下切開を提案しているようです。
症例写真のモニターは成功事例しか掲載をしないために分からないですが、これは大きなミスリードがあって、眉毛の下で切れば傷跡が目立たないというのは、100％ではありません。むしろ修正を希望されている人も一定数いて、メイクを取った時に目立っている例も多いです。
切除量は5mm以下であれば全切開二重手術で、タルミを取ることができるので、そちらの方が傷跡リスクは低くなります。また形成外科専門医ではない医師による眼瞼下垂（目つき矯正手術）との誤診問題もあります。
適応でないのに、眼瞼下垂をしてしまうと、黒目がとんでもなく大きくなり三白眼になってしまうリスクがあります。眉下切開＝ハム目が治るからいい手術だ！と安直に考えるのは避けましょう。
