シリコンバッグ豊胸でマイクロテクスチャードタイプはマッサージ不要論と必要論に分かれている理由 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件

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②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

痩せ型+バストが小さいことがコンプレックスという女性にはシリコンバッグ豊胸手術がおすすめされることがあります。最近は豊胸手術というとヒアルロン酸や脂肪注入などのメスを使わない豊胸術も人気となってしまうが、ダウンタイムが少なく手軽に受けられるというメリットがある一方、1サイズ程度しかボリュームアップできないというデメリットもあり、メンテナンスコストも高いので、シリコンバッグ豊胸は依然として主力な術式です。

 

脂肪注入豊胸は取れる脂肪や定着する脂肪に限界があるのですが、シリコンバッグ豊胸手術は2サイズアップ以上も可能ですし、希望するバストの大きさにすることができるという特徴があります。

 

CMCバッグやアクアフィリング豊胸などの豊胸手術によっては、乳ガンのリスクもあり、一時は使用が禁止されていますが、シリコンバッグの中でもモティバエルゴノミックスを代表として、外膜が6層構造+破損した場合でも内容物が漏れ出さないタイプのコヒーシブシリコンが登場し、安全性も高くなってきています。

 

シリコンバッグはさわり心地は実際のバストに比べると少し硬いためさわるとばれる可能性がありますが、確実にバストを希望の大きさにすることができますから、どうしても胸を大きくしたい人にはおすすめです。

 

脂肪注入による豊胸術は太股やお腹などの脂肪をバストに注入していきますが、もともと痩せ型の人は十分な脂肪を吸引することができませんから、脂肪注入は不向きです。

シリコンバッグ豊胸術はメリットがある一方で手術後の痛みが強く内出血がでる・胸が硬い状態が続く・傷が残るなどのデメリットもあります。

 

シリコンバッグを入れる深さによっても痛みは異なりますが、乳酸下に入れる場合で強い痛みは2日間、その後も1週間ほど痛みが続きます。一方大胸筋下法はかなり強い痛みが2~3日続き強い痛みが4~5日、その後1週間から10日痛みが続きますから大胸筋の下にバッグをいれる場合は最低でも仕事は6日ほど休んだ方がよいでしょう。
もちろんクリニックで痛み止めの薬は処方されますから我慢せずに指示通り飲みましょう。

 

手術後はバッグの大きさのために皮膚が張っていきます。特にいきなり大きなバッグをいれた場合には2~3ヶ月は皮膚が張ったような硬い感じが続きます。通常3ヶ月ほどで皮膚の張りは落ち着いていきますから心配はいりません。

 

ヒアルロン酸注入や脂肪注入などとは異なり、メスを使って皮膚を切開していきますから、傷は4センチ前後残ります。わきの下や乳輪にそって切開していきますから傷跡は目立ちにくくはなっていますが、半年~1年ほどは傷が目立ちますから注意が必要です。

 

シリコンバッグ豊胸はマッサージが必要か

 

特にマイクロテクスチャータイプの豊胸バッグでマッサージをするべきかの議論については、医師によって見解は異なります。

 

マッサージ不要諭の理由↴

・被膜内で出血のリスクがある

・被膜=カプセルが傷つく

 

ですが、マッサージ必要論の医師の場合には、マイクロテクスチャードタイプのシリコンバッグ豊胸の場合、テクスチャードタイプの様に凸凹にしっかりはまってカプセルが形成されるわけでは無く、どちらかと言うとスムースタイプに近い形で形成されます。

 

マイクロテクスチャードタイプのシリコンは、拘縮が起きた際にボール状変形を起こしにくいメリットがありますが、基本的にカプセルはスムーズタイプに近いためにカプセルの中で動きます。

 

そのため、寝た状態で胸の上でカチカチのバストよりも、自然に脇に流れるバストの方が自然であるので、カプセルを一周大きな状態で維持するのがベターと言う意見になります。ぜひいろいろな医師のもとで、比較してみてください。