鼻フル・シリコンプロテーゼで感染した場合の修正手術~失敗しない医師選び | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

シリコンプロテーゼは鼻フルの基本となる隆鼻術の術式ですが、その中でも、一部のクリニックでトラブルが多発している事情があります。某チェーン店独立系のドクターのむやみやたらに伸ばした鼻=ピノッキオ鼻の弊害は厄介で、修正を繰り返されている方も多くいます。

 

事例としては、

・シリコンプロテーゼが感染している

・骨膜上に挿入されていてグラグラする

・鼻の圧迫が起きている

・拘縮が過度に起こってしまい鼻がカッチカチになっている

・鼻曲がり

など

 

I型プロテーゼを挿入していても、感染が生じることがあります。

異物反応を体がすることで、インプラントが体から飛び出てくることがあるのです。

 

感染の対策としてはプロテーゼ抜去があります。

クローズド法で見えないところからプロテーゼを抜去して、細菌に合わせた抗生剤を選択する事です。

*勿論、解剖学的に精通している形成外科専門医の基で手術を行わなければなりません

 

皮膚の陥没の修正手術

 

問題はシリコンプロテーゼを抜去した後に皮膚が陥没してしまう例です。

皮膚の凹みがあると見た目的には致命的です。

 

再建手術としては、

・皮膚(真皮移植)と脂肪を凹み部分に移植して皮膚を厚くする

・脂肪注入を何回か行って皮膚の状態を改善する

・凹んだまま入れ替えする

などの選択肢が挙げられます。

 

勿論、一番良い結果になりやすいのは、『皮膚(真皮移植)と脂肪を凹み部分に移植して皮膚を厚くする』です。

脂肪注入を何回か行って皮膚の状態を改善するですと、皮膚自体の厚みは戻らないので傷跡が残りやすい欠点があります。

 

ただひたすらに抗生剤を行っても感染が改善しないことがあるので、絶対になんちゃって系の美容外科医のオペはやめてください。