二重手術後の予定外重瞼線がヒアルロン酸注入や脂肪注入では改善しない失敗例 | 失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

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全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

二重手術後に予定外重瞼線が出てくることがあります。

新たな二重の上に目的に沿わないラインが生じることが予定外重瞼線ですが、見た目的には老け込んで見えてしまうので、改善を希望される方が多いです。元々瞼が薄くて陥没している様な瞼の方は特にこれが起こりやすくて、「サンケンアイ」と呼ばれています。

 

・何回も埋没法や切開法の手術を行っている人

・眼瞼下垂の人

・年齢によって瞼がくぼんでいる人

は要注意となります。

 

このサンケンアイの改善には、

・眼瞼下垂手術

・ヒアルロン酸注入

・脂肪注入法

が主にありますが、凹みをただ埋めるだけの注入法では根本的な原因を取り除けない可能性もあるので、そこは注意しておいてください。脂肪注入の定着率はマイクロCRFで80%とも言われますが、これは理想値なので本当にそれだけ定着するという保証はありません。

 

一方、眼瞼下垂の症例ケースであれば、挙筋腱膜が伸びきっているケースや瞼板から外れているケースで眼窩隔膜が引き込まれて目の上がくぼんでしまうことがあります。この場合、挙筋前転法で挙筋腱膜を瞼板に固定することで、眼窩隔膜を前に引き出す内部処理を行います。

 

眼瞼下垂、挙筋前転法のリスクとしては↴

・後戻りすることがある

・表からの手術では皮膚に傷跡が残る

・左右差

・ヘリング現象

・ドライアイ

・過矯正

・中縫いの糸が出てくる

・感染

・角膜炎

といったことが報告されていますので、適宜執刀した医師のもとでのアフターケアが求められます。

自己流のケアはお控えいただくようにお願いいたします。