エラ削りの手術後に感覚がなくなってしまう失敗例があります。
エラ切り&顎削り(オトガイ形成)の後遺症で、神経が切断されてしまう失敗事例です。
顎の周辺には大小さまざまな神経が通っており、口腔内で輪郭骨切りの手術を行った際に、誤って神経を傷つけてしまうことがあります。経験の浅いドクターは特に起こしやすくて、感覚異常でセカンドオピニオンを取られた方のレントゲンを撮ってみると愕然とすることもあります。
エラ骨削りの手術を行ううえでは、
・曲線エラ削り
・皮質骨骨切り
どちらも行えること。
皮質骨骨切りだけを行っても効果は限定的です。
無理をして皮質骨骨切りを行って過度に下歯槽神経まで切り取ってしまった結果、知覚鈍麻になってしまいます。
下顎に感覚が全くなくなってしまいます。
神経の深さについては、様々な論文で言及されていますが、全ての患者さんが同じではなく、神経が皮質骨の中に入っているパターンもあるのです。よりスリムに小顔にと言った昔の韓国顎の様なデザインに切った場合、合併症が多発してしまった歴史はある種当然のことだったのかもしれません。
神経を避けて骨切りできる特殊な装備もあるので、ノミやノコギリでエラ削りを行うことはリスクを増大させてしまいます。
医師選びのポイント
安心で快適なサービスの提供を心がけている姿勢をクリニックから感じ取ることができるかどうかは一つ重要なファクターになってくると思います。
・執刀医と麻酔科医の体制が築けていること
・優秀な先生は大学の医学部などで教授経験がある
・形成外科専門医や頭蓋額外科学会など所属
・デザイン面に関して十分な診察をしてくれる
・手術柄リスクが大きいので、デメリット説明をしているか
などが項目となります。
先生の医療方針や思いなどが掲載されているとどんなクリニックかもある程度はわかります。